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ダライ・ラマ  トゥルク・テンジン・デレクの死刑赦免を中国に強く要求

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(2004年12月2日 AFP記事より抜粋)

(バンガロール)12月2日、チベットの精神的指導者ダライ・ラマは、トゥルク・テンジン・デレクが執行猶予の期限が切れても死刑を執行しないよう中国当局に呼びかけた。

「私は、過去いくつかのケースのように、中国当局及びその関係者の高官たちが、この死刑について再検討することを希望している」 ダライ・ラマ

しかし、中国政府外務省のスポークスマンは次のように述べている。
「法務省関係者が既にテンジン・デレク(トゥルク・テンジン・デレク)の事件を再調査したとの報告を受けた。しかし、いかなる国であろうとも、国家の安全を危険にさらし、爆撃などのテロ行為に加担したこうした犯罪者を法に従って処罰すると私は思う」

ダライ・ラマは、自身の表現によると「純粋に精神的な」ロシアでの三日間の訪問を終え、インドに到着した。ロシアは、シベリア、カスピ海周辺を中心として約百万人に及ぶ仏教徒がおり、ダライ・ラマを精神的指導者と崇めている。今回のロシア訪問に対して、ダライ・ラマを「国家分裂主義者」と見なす中国は、チェンチェンの例を挙げてロシアを激しく非難した。中国との結びつきが強いロシアは、これまでダライ・ラマにビザ発給を拒絶していた。ロシア政府は、「政治的なものではなく、主にカルムイカ地方の仏教徒への法話が目的であったため、ビザを発給した」とコメントした。